緊急のときは

災害対策

地震時における事業継続計画(BCP)

水島ガスは、地震時における被害を最小限にとどめ、社会機能の維持に努めるため、生命の安全確保、二次災害の防止、都市ガス・LPガスの供給継続、早期復旧を最優先として、事業継続計画(BCP)を策定しています。

正確な地震情報収集と緊急対策

当社では正確な地震規模を把握するため地震計を配備し、SI値が60カイン以上の際は緊急遮断装置を遠隔操作で停止いたします。また、停電に対応するため非常用発電機を配備しバックアップしています。

津波および集中豪雨対策

岡山県の南海トラフ巨大地震による津波想定や倉敷市の洪水・土砂災害ハザードマップの浸水深度以上の位置に、高圧受電設備、非常用発電機、コンピューターサーバー、電話交換機、配電盤等移設して浸水対策を完了しています。また、地区ガバナの通気口配管についても浸水対策をして、安定供給を確保しています。

防災対応力強化のための防災訓練

災害発生時の迅速な対応を目的として、全社での防災訓練・消防訓練を年1回実施し、災害対応力の向上に努めています。また、行政・地域との実動訓練を実施し、防災本部・県・県警・自衛隊・消防局等との連携と、防災体制の充実強化を図っています。

岡山県総合防災訓練へ参加

消火訓練

予防対策

球形ホルダーの球体部は高張力鋼を使用しています。基礎部分は地下15mの支持地盤まで杭が打ち込まれており、その基礎上に球体と支柱を設置して大規模地震にも十分耐えうるよう設計・施工しています。また、ガスをお届けするガス管は耐震性・耐腐食性に優れた「ポリエチレン管」を使用しており、大きな地震にも破損しません。古くなったガス管の改善にも「ポリエチレン管」を使用しています。

高い圧力のガスを輸送するガス管は、耐震性の高い溶接接合鋼管等を使用しています。

高梁川 水玉ブリッジ

中圧の橋梁配管

復旧対策

大規模な地震が発生した場合、二次災害防止のため、被害のあった地域を導管網から分離し、ガスの供給を停止します。当社では供給エリアを25ブロックに細分化し、供給停止地域を最小限におさえ、被害の少ない地域へのガス供給を継続することができます。広範囲でガス供給がストップした場合は、中国・四国エリアほか、日本全国のガス事業者から、復旧応援隊を要請することにより、1日も早い復旧を目指します。また、救急指定病院・避難所などの公共性の高い施設への緊急措置として、移動式ガス発生設備を現地へ配備し、臨時供給ができるようにしています。

復旧作業の進め方

二次災害を防ぐためにやむをえずガスの供給を停止した場合は、次の作業手順にて、安全を最優先した復旧作業を進めます。お客さまに立ち会いで検査を行った後メーターガス栓を開栓します。